「あきらめない」が感動を生むというお話
みなさん、スラムダンクというバスケ漫画を読んだことがありますか。
スラムダンクの中に
「あきらめたらそこで試合終了ですよ?」
という言葉があります。ある監督がもう負けたと試合をあきらめかけていた選手に対しての発言です。
スラムダンクファンからは名言として語り継がれています。
とスラムダンクの話をしてきたが、そんなことを感じる一幕が2021年の年始からありました。
そう、今年の箱根駅伝です。
私は毎年、箱根駅伝を見るのですが、今年の箱根駅伝もまた熱い戦いでした。
ここでは簡単に書くので、詳しく知りたい人はググってください。
9区→10区の襷渡しでは、創価大学が1位、駒澤大学が3分19秒差の2位でした。この3分19秒という記録がどれぐらいの差かというと、1㎞以上の差です。距離で言われても、まだピンとこないと思います。
もう少しわかりやすく言うと、箱根駅伝は往復で行いますので、往路と復路があります。10区は復路なので、往路で10区と同区間の1区のタイム差を見てみましょう。1月2日の1区のタイムを見てみると、1区で1位だった法政大学と1区で20位だった山梨学院大学の差は、2分4秒です。
3分19秒と言うと、相当な差があるのだということがわります。だから、9区→10区の襷渡しを見た人は、誰もが創価大学が優勝するなと思ったでしょう。私も「今年の優勝は創価大学か、初優勝になるな」と思ていました。
そう。優勝は決まったと、あきらめムードが・・・
しかもそれだけではありません。
8区までは駒澤大学の追い上げムードで、1位の創価大学とのタイム差も1分30秒ぐらいにまで縮めて、9区と10区で逆転できるという押せ押せムードでした。しかし、創価大学の9区の選手が区間新記録に迫る爽快な走りを見せて、先ほど書いたように2位である駒澤大学との差を3分19秒にまで広げたのです。そういうこともあり、あきらめムードがプンプンと漂っていました。
しかし
駒澤大学の選手は誰一人とあきらめていませんでした!!!!!!!!
着実に、少しずつ1位とのタイム差を縮めていくのでした。
誰が予想していましたか?この展開を。残り10㎞の地点ではまだ、1分57秒の差がありました。解説の人も、「少しつまっていますね」程度で逆転なんて予想もしていなかったでしょう。残りの5㎞地点から、これはもしや大逆転があるぞと、カメラも実況、見ている私もソワソワとしてきました。
そして、残り2㎞ぐらいの地点で駒澤大学が創価大学の後ろにつき、一気に抜き去りました。そして、総合優勝は駒澤大学。ここ数年間でも稀にみる大逆転となりました。
正月から熱い戦いを見せてもらって本当に感動しました。
誰もが創価大学が優勝すると思っていた。でも選手はあきらめていなかった。選手があきらめていたら絶対にこの逆転劇は起こらなかったでしょう。そんな魂の走りに感動させらた1日だった。改めて、あきらめないことの大切さを感じた。
本当にあきらめないことって大切だと思う。でも、この“あきらめない”って簡単にできることではない。なぜなら、あきらめなかったら成功する、できるようになる、逆転するとは限らないからである。一方で"あきらめる"ということは簡単にできる。やめてしまえばいいし、考えなかったらいいのである。
しかし、あきらめなかったら成功もないし、できるようにならないし、逆転もない。それは確実に言える。チャレンジなしに人間は成長できるほど、人間はすごくない。できないことはできないままだし、わからないことはわからないままである。
あきらめない気持ちをもつことってなかなかに難しい。難しいからこそ、この気持ちを一年間大切にもちつづけて、いきたい。"あきらめない"ことって、成功や逆転に絶対つながるとは限らないが、間違いなく、そこには近づいていると思う。
それに、あきらめない姿が、周りに感動を与えていると思う。私は、昨日の箱根駅伝で感動をもらった。
あきらめない。
根性論ぽくなったが、今年はそういう一年にしたいと思う。
だらだらと書いてしまったが、有意義な正月だった!
楽しかった。感動をありがとう。
おわり。
素敵な一日のはじまりだ!いってらっしゃい!!