紅白歌合戦から考える性別
みんさんは2020年の年末はどのように過ごしましたか。
私は、紅白歌合戦を見て過ごしました。
今日は、今年の紅白歌合戦の一幕からジェンダーについて深掘っていきたいと思います。
演歌歌手で有名な氷川きよしさんの演出がすごく印象的でした。白の衣装から歌がはじまり、紅の衣装になり、最後はゴールドの衣装へと着がえ、歌い終えました。
この演出は私の中で衝撃的でした。紅白歌合戦というのは、紅組と白組に分かれて、点数を競い合う催しものです。そのため、多くの歌手が紅組の人は紅い衣装を、白組の人は白い衣装を着て歌っています。(私の中でのイメージですが)
だから、氷川きよしさんの衣装チェンジにはびっくりさせられました。
なぜびっくりさせられたのかを少し考えてみると
紅白歌合戦では、
紅組→女性→紅い衣装
白組→男性→白い衣装
という固定概念が私の中で、出来上がっていたからです。これは、NHKが紅白歌合戦の歴史の中で築いてきた文化だとも言えます。
でも、この固定概念は大きな問題であり、数年以内に改善される問題であると思います。
性別というものは難しく、性別にはsex(性)とgender(ジェンダー)という捉え方ができます。sexとは、生物学的、生理学的な側面からみた性のことである。一方、genderとは社会的、文化的な側面から見た性のことである。少し分かりづらいが、男らしさや女らしさといったものである。(自分もまだ勉強不足なので勉強します。)
まさに、紅白歌合戦で感じた固定概念はgennderと言えるのではないだろうか。
では、ここで考えたいのは
そもそも紅白歌合戦は性別でチームを分ける必要があるのだろうか。
これは、氷川きよしんの行動から私が汲み取ったメッセージである。氷川さんが実際にどう思われているかは存じ上げないが、男性、女性でチームを分ける必要があるのだろうか。今、この時代に、それに意味があるのだろうか。
これは、私が2020年最後に感じた強烈なメッセージです。
今日、性のあり方は非常に多様化している。それは小学校の保健の授業でも扱う。
私もまだまだ勉強不足のこともあるが、普段の生活からすごく気を張って言葉を選んだり、行動している。小学校高学年は思春期に差し掛かり、少しずつ「性」について敏感になってきている。そんな子どもと関わる仕事だからこそ、注意を払うようにしている。
だから、半分に分ける時も男女で分かれましょうとかという指示はしないようにしている。出席番号で分けたり、座席で分けたりする。
紅白歌合戦に白組で出ることへ違和感を感じている方もいらっしゃるかもしれない。紅白に分かれて点数を競うという枠組み自体はおもしろいと思うが、男性、女性で分けるというのは今一度考えなおしてもらいたい。
紅白歌合戦は年末を締めくくるお祭りだ。年末にみんなが楽しめるそんなお祭りであってほしい。
おわり。
今日も素敵な一日にしましょう!いってらっしゃい!