【全教員読むべき本】AさせたいならBと言え
最近、読んだ本。
名作と聞きながら、中々手をつけていなかった。
「AさせたいならBと言え」
感想は、教員の課題図書にしてもいいぐらいの良本だった。
教員に限らず、子どもと関わる仕事をしている人や親とかも読んだ方がいいと思う。子どもって別次元で生きているような生き物なので、是非、この一冊を手に取っていただきたい。
簡単に内容を紹介すると、著者は
1.子ども達を知的に動かすことができる。
2.子どもたちは知的に動くようになる。
という2つの前提の上で指示していると述べている。
子どもってなんも知らないって感じているんですが、指示の仕方によっては知的に動かくすことができ、動くなるようになるというのが前提にある。
これは、子どもと関わっている人なら感覚的にわかるのではないのだろうか。子どもってちょっとしたことでスイッチが入り、作業にのめりこんでしまう時がある。そういう意味でも別次元の生き物なんだが・・・
例えば、どんな指示があるかと言うと
「おへそをこちらへ向けなさい」
という指示だ。小学校の時には一度は聞いたことがあるのではないだろうか。
これは、すごく効果的な指示である。まったく話を聞いていなかった子どもも、くるっと向きを変えるのである。
話を聞いてほしいという思いから、この指示になったのだろう。「話を聞く姿勢をつくりましょう」と言われても、子どもの耳には入ってこない。だから話を聞く姿勢ってどんな姿勢かを考え「おへそをこちらへ向けなさい」という指示が誕生したのでしょう
この指示が効果的である理由が3つ書かれていた。
1.へそという意外なモノの提示
2.誰でも持っている身近なモノの提示
3.へそという小さなモノの提示
たしかになるほどと思わされる。この指示を聞いたときは「へそ!?!?!?」となるかもしれない。だが、へそっておなかにあるよねってなり、へそってここだから、あっちに向けるのかとなり、話を聞く姿勢が整うのである。
具体的な指示から、その理論までについて詳しく書かれている。また、AさせたいならBと言えの指示を作るためのポイントが記載されている。
本当に子どもと関わる人全員のおすすめしたいような一冊だ。
子どもって変な生き物だなと思うんですが、自分もその変な生き物の時があり、それを経て、今こうして生きていると思うと、子どもの行動がかわいく見えてきます。
子どもだからできないってことって、あんまりなかったりすると思います。指示さえうまくできれば。
自分も日々、「あーこんなことを言ってしまった」とはなりますが、一歩ずつ進んでいきたいものです。
では今日も素敵な一日にしましょう。
昨日ブログ書けなかった・・・
おわり