新任教員が感じた学校の七不思議Part1
みなさん。こんにちは!ぱまです。
新任教員が素直に感じた学校の不思議についてお話していきたいと思います。今日はPart1ということで学校に取りまくお金についてです。
お金
って聞くといやらしいと思うかもしれませんが,少しいやらしい話ですし,僕がケチなだけかもしれませんが最後までお付き合いください。
何を不思議に思ったのか?
学校にはお金がないとよく言われます。僕もそのことについては聞いていたんで,お金はないんだろうとは思っていました。
でも,そこまでないんか!!!
ってのが現場に入って3日目の感想です。
なぜ,そう思ったのかというと,
教材や教具などの備品を自前で用意するんです。
これは自分がドケチの性格だからなのかもしれませんが,おかしくないですか。
例えば,車を製造する企業で,新商品をつくるのにあたって,新規格のねじを使いたいとなったとします。その新規格のねじは企業が買ってくれず,自分で買って用意しないといけないんですよ。
少し言い過ぎかもしれませんが,実際にどういったことがあったかというと。
黒板に貼るために教材を作りたいとなると,マグネットは自前です。
ノートとかを提出するカゴ,水筒などを入れるカゴは自前です。
ノートに貼るシール,ノートに押してあるスタンプは自前です。
とめちゃくちゃ細かいですし,別に大金をはたくわけでもありませんが,なんかおかしくないかというのが僕の感想です。
マグネットやシールは消耗品ですし,ちりも積もれば山となると言うように,何かと出費しなければなりません。
また,ずっと学校現場で働かれている先輩の先生の感覚にも驚かされました。それは,自前で用意するのが前提で,百均の商品で代用できるよとか,ダイソーじゃなくてセリアの商品がいいよとか,と教えてくれるのです。
自分で用意するのが当たり前の風習なのかと思った新任教員でした。
あと,なにかを学校に買ってもらうとしても頼みにくい雰囲気がめちゃくちゃあります。常に,うちの学校お金ないからねっと各先生方から言われるのです。
僕は大学生の頃インターン生として1年間企業で働いていました。そこの企業では,事業にかかわるすべてのお金を経費として払っていました。
僕がいた企業がたまたま優良企業だったのかもしれませんが,学校は経済圏から離れすぎています。
それに伴って危惧することとは?
と話が少しそれましたが,自前で何かと用意するとなると,危惧することがあります。
それは,進化しないということ。
生きていかなければならないので,誰にとってもお金というものは大切です。
そのお金がなければ,人はどうなるでしょう。
生きていくので必死になります。
今の学校はまさにそうです。お金がないからという理由で,色々な選択の際に現状維持を選んでいます。社会がこんなにも変化しているのにもかかわらず。
だって,お金ないんだもん
となります。
それが一番の危惧することです。
今,世の中はSociety 5.0と呼ばれる社会に突入しています。それだけ社会がかわっているのに,教育はかわらない。時代が前にすすでいるのに,教育は進化しないのではダメですね。
学校教育を進化させるためには,学校にお金をつけてほしいものです。
【今日の余談】
僕は少しの抵抗として,自分で買うのではなく,今学校にあるものでやりくりすると決めました。変なこだわり(笑)
新任から微かな訴えでした。