とうふ先生のブログ

学童の今。子どもの生活環境が悲惨だった

現在,多くの学校が休校をしてはいますが,学童保育は開いているという状況です。

 

実は学童保育でアルバイトをしていまして,学校が休校になってから初めてアルバイトに行ったのですが,学童の環境が悲惨だったので記事にしたいと思います。

 

これは,あくまで僕が働いている学童がそうだということだけはご理解ください。

 

 

 

 

 

学童の何が悲惨なのか?

まずは,僕が働ていてる学童の現状をお伝えします。

 

学童の広さは160㎡ぐらいです。(数字は僕の感覚です)

その広さの中に,児童用トイレ,職員用トイレ,手洗い場,キッチン,物入があるので,それを除いた子どもが過ごすスペースでいえば130㎡ぐらいです。

 

130㎡ってどれぐらいやねんって話ですが,10m×13mぐらいです(笑)

 

 

それは冗談として,

 

 

 

小学校の教室を2個分ぐらいです。

この例えがわかりやすいかは,わかりませんが・・・

 

その130㎡におもちゃや本があったり,荷物を入れるロッカーがありと,子どもの過ごすスペースは限られています。

それに加えて,子どもの座る長机が20脚あります。

 

 

「20脚!?!?!?」

 

 

そうなんです。あのよく見る180cm×45cmの長机が20脚も常時あるんです。

 

 

 

んで,ここからです。そこに何人の子どもが過ごしているのかですが,

 

 

普段は60人ぐらいが過ごしています。これでも単純に多すぎですよね...

 

教室の2個分の大きさに子どもが60人いて,そこで遊んでいるんですよ。本当にハチャメチャです・・・(笑)

 

 

 

で,今コロナが流行っているので,クラスター感染を避けるために休校となっっているこのご時世にということを踏まえて聞いてほしいんですが,

 

 

 

 

 

40人~50人の子どもが過ごしています。

 

 

 

「えぇぇぇぇぇぇぇ」

 

 

 

という感じですよね。

多少の変動はありますが,40人以上の子どもが毎日学童で過ごしています。

 

感染防止のため,子ども同士の感覚を1メートル以上離すことなどを文部科学省厚生労働省が言っていますが,そんなことは不可能です。

単純に,そんなスペースがないんですから。勉強の時間が午前中に45分×2あるのですが,長机に3人が座るという現状です。距離にして,横の人と50cm,対面の人と90cmです。

遊ぶときは,子ども同士なのでプロレスごっこなどをよくしていますし,ままごと,レゴブロック,トランプ,本などのおもちゃ道具は消毒されていません。

 

 

 

 

素人の僕が言わしてもらっても,普段の学校生活より環境は劣悪です。

 

学童としても,アルコール消毒の配置やこまめな換気はしていますが,これは学校でもできることであり,学校の方が安全ではないでしょうかというのが僕の感想です。

 

この現状をどう思うか?

保護者がどう思っているのかは知りませんが,安心できる環境だからといって,学童に子どもを預けてはいないと思います。

感染防止の環境は良くないし,お弁当を作らないといけないし,というようなおもりがあるけど,多くの親が学童を利用しなければならないというのが現状なんです。

 

 

この現状から僕が思ったことは2つ

 

見て見ぬふりする人にはなりたくない

本当に疑問なのが,教育委員会や国はこの現状をどう見ているのかということ。

 

 

 見て見ぬふりをしているのでしょう。

さすがに,この現状を知らないという事はないと思うので,見ようとしてないのでしょう。

 

だって,感染防止のための休校なんですよね。感染防ぐために集団で集まるのは危ないって判断したんですよね。

どう見ても,学校より劣悪な環境で子どもは過ごしていますよ。

ここまでトップと現場が乖離してたら笑っちゃいますよね・・・

 

もちろん,他に考慮しなければならないというようなことや,役所的にどうしようもないといったことがあるとは思うが,何とかならないのかと思いました。

 

やっぱり一人の人として,見て見ぬふりは絶対にしたくないと改めて感じさせられました。

子どもが,今の現状を理解しているとは思いませんが,子どもが知ったら「私たちは何で学童に来ているの?」となるでしょう。私たちの周りの大人は,私たちを守ってくれないのともなるでしょう。 

 

どんな状況においても,見て見ぬふりをするのではなく,何かしらのアクションを起こせる人でありたいです。

 

勇気を出して声をあげれる人になろう

 この現状に対して,誰か声をあげる人はいないんでしょうか?

あげているのかもしれませんが・・・

学校の先生も,たまに学童へ子どもの様子を見に来てくれるので知っているんですが,どう思っているんでしょう?

 

 

まぁ,これの対応策をだせと言われたら難しい部分ではあるんですが・・・でも,こういうピンチの状況にこそアクションを起こせる人になりたいです

 

 

私の友人がいつも「必要なのは小さな勇気と小さな行動」と口癖のように言っていました。

本当にそうです。別に大きなことはしなくていいんです。「この現状どうにかしないとやばいよな」と話しかけるだけでいいんです。その小さな勇気を出して発言した小さな行動が,後の大きな行動を呼ぶのです。話しかけただけでは,ダメなこともありますがw

 

僕も,「小さな勇気と小さな行動」を意識して,これからも頑張っていきたいと思います。

 

 

 

【今日の余談】

僕は野球をやっていまして,

最近,僕の送別試合が予定されていたのですが,雨で中止になりました。。。

 

送別試合なのに・・・と思っていたら,新型コロナウイルスの影響で次の週の予定がなくなり,リベンジ送別試合を次の週にしてもらえることになりました。晴れてくれ!!!!