【学校教育】通知表の意味は何だ?
新型コロナウイルの感染拡大防止のたまに,小学校,中学校,高校,特別支援学校に休校の要請が出されました。
そこで学校は大慌て!!!
卒業式どうなんの??
授業時間数足りてないけどどうなんの??
通知表どんなんの??
と先生のTwitterを見ていたら,
こんなツイートばかり流れてきてました。
先生は大変だなと思ってみてました(←完全に他人事)
そこで,そもそも通知表ってなんのためにあるのかっての疑問に思ったので,今日は通知表について書いていきたいと思います。
それではいきまーーしょう!
通知表に法的な義務があるの?
まずは,通知表に法的な義務はあるのでしょうか。
結論から言うと,
法的な義務はありません。
「えええええーーーーー」
と思う方もいるかもしれませんが
通知表はなくても大丈夫なんです。
子どもの頃,当たり前のようにもらっていたので,学期末の評価として渡さなければならないものだと僕も思っていました。
今回の休校によって通知表が渡せないとなっていましたが,文部科学省が改めて出さなくて良いということを公表しています。
通知表については,渡すのが4月以降になってもかまわないか。
〇そもそも通知表は法令上の作成義務はなく,実態として各学校で作成しているものです。
〇このため,通知表の作成・交付を今年度中に行う義務はなく,児童生徒や保護者等に渡すのが4月以降になっても問題ありません。
これを解釈すると,いつ渡してもいいし,渡さなくてもいい,
なんなら通知表は学校がボランティア的にやっている業務ということです。
学校はなぜ通知表を渡すのか?
では,ここで考えたいのが
通知表は何のために渡すのかということです。
子どもの頃は,通知表の「〇」の数が何個か,「5」や「4」がいくつあったというところだけを見て,そして友達と盛り上がっていました。
あとは親に渡して,新学期に持っていくというだけのものという感じでした。
多くの子どもがそうだったのではないでしょうか。
では,何のためにあるかのか?
それは
子どもへのガソリン注入
だと僕は思います。
通知表というのは,その学期子どもが頑張ってきたことを可視化するためのツールです。それを見た子どもが,
「こんなに頑張ったんだ。これからも頑張ろう」
と思えることこそが,通知表を渡す意味ではないでしょうか。
そうすることで,苦手なことを克服してみようかなとか,ここを極めてみようとか,と思えるのではないでしょうか。
だから,当たり障りのないことが記入されている形式的な通知表を渡すのはまったくもってい意味がありません。
また,この通知表というのは,あくまでも可視化するツールだということを子どもへ説明する必要があります。
(子どもは,〇の数しか興味がないので・・・笑)
子どもの成長を認めてあげ,子どもへのガソリンを注入してあげれるような先生でありたいです。
【今日の余談】
僕の一声がきっかけで家族全員がブログを始めることになりました。
どんな家族やねん・・・(笑)