新型コロナウイルスで臨時休校。国の対応から学ぶ。
今,日本を悩ましている問題
それは!!!
「臨時休校問題」
このニュースにありますように,
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために,国は3月2日から全校の小学校・中学校・高校・特別支援学校に,春休みまでの臨時休校の要請が2月27日に出された。
割と日本にいる多くの人が
「はへぇぇぇぇ」
となった衝撃のニースでした。
それもそのはず。急だったから。
今日は,そんな臨時休校の国の対応について学んだことを書いていきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
どうやったら臨時休校になるの?
休校については法律で定められています。
第二十条
学校の設置者というのは,学校を保有するもののことです。
例えば,○○市立××学校なら,学校を保有しているのは○○市の教育員会となり,
△△県立□□学校なら,△△県の教育委員会となります。
「えってことは?」と思われた方もいると思いますが,
臨時休校の指令を出すことができるのは,県や市町村の教育委員会なんです!!
だから国も,28日になってあくまで要請ですので,
最終的な臨時休校な判断は,各地方自治体に任せますというような釈明をしているのです。
何を後から言いよんねんって気持ちを持たれ方もいるかもしれませんが
これについては法律上間違ってはいません。
だから,県や市町村によっては
臨時休校せずにそのまま登校を続けている学校もあります。
臨時休校要請の判断は間違っていた?
では,臨時休校要請の判断は良かったのかということが気になるかと思います。
正直,これに関してはわかりません。
春休みがあけて,新型コロナウイルスが終息に向かっていれば成功といるかもしれません。
しかし,
その間の親の負担や,収入源の低下などの家庭の問題
子どもの学力や生活習慣の乱れといった子どもの問題
と様々な問題が立ちはだかると思います。
そのため,新型コロナウイルスが終息に向かったからと行って,本当に良かったとも言いきれません。
また,臨時休校したからといって新型コロナウイルスが終息するとも言いきれません。
一概に良い悪いとは判断できませんが,
子どもの安全面という視点にたつと,休校の判断は良かったと思いますが,それに伴ってでてくる問題もどう解決するかが国の課題となるでしょう。
国の対応から何を学ぶ?
国の動きを見ていて,僕が一番思ったのが「相手の視点に立って考える」ということです
国は,感染防止のために臨時休校というカードを切ったのだが
それにより多くの国民がパニックになり,批判をぶつけました。
その結果,
あくまで臨時休校は要請ですよ
保育園,学童は空けますよ
家庭への援助もしますよ
とか後から後から付け足す形になり,釈明会見も行いました。
余談ですが,感染症の観点からみると学童は学校より劣悪な環境ですよ・・・(国のトップは知らないのかな?)
先手でうったはずの「臨時休校」というカードだったのが,
いつのまにか国の対応は後手後手に回っていました。
これは現場の視点に立って考えていないから生じているのではないかと思います。
共働き家庭では,昼間子どもを見る人がいないということで家庭のパニックが
学校では,授業時間数や通知表,卒業式などができないということで学校のパニックが
本当に何もかもが急すぎて伝わって
色々なとこでパニックが起きました。
トイレットペーパーがなくなったのも,パニック状態だったからじゃないかなと(いや,あれは情報リテラシーが低いだけなのかな)
国が行う施策なので全員の視点に立てということは難しいかもしれませんが
とにもかくにも現場を知らなさすぎる。もう少し現場を見て,相手の視点に立って考えることをしてほしいです。
でも,このことは普段の生活でもよくあることだなと思います。
例えば,子どもと服を買いに行ったとします。
「今日は特別に好きな服を選んでいいよ」と親は言いますが,
子どもはなかなか迷ってしまい,服が選べません。
その様子を見かねた親が仕方がなしに服を決めるのです。
親の目線から見ると,子どもに喜んでもらうという思いで「好きに選んでね」と伝えました。
しかし,子どもの目線から見れば,選択肢が多すぎてどうしようと迷ってしまうのです。
こういった類の話はよくあります。
良かれと思って発言したことや行動したことが,実は相手からすれば難しかったり,嫌だったりするのです。
これは,相手の視点に立って考えていないからです。良かれという,私という視点でしか考えられていません。
国の臨時休校の対応から改めて気づかされた
「相手の視点に立って考える」
そんな相手の視点に立って考え,発言・行動できる人間でありたいです。
*1:学校保健安全法